こんにちは副業 Web ライターのケダマンです。
Webライターを始めたいけど文章が苦手で自信がない
記事を書いてみたけど途中でなにを伝えたいのかわからない文章になってしまった
こんなお悩みを持っている人、結構多いのではないでしょうか? 自分も Web ライターを始めたばかりのころにかなり苦労しました。
でもこれらの悩みは文章のテンプレを使えば解決できます。 そのテンプレこそ最強の文章の「型」PREP 法なんです。
PREP 法をつかえば誰でも論理的でわかりやすい文章が簡単に書けるようになります。
この記事では、PREP法とはどんな「型」なのかわかりやすく解説しています。
さらにはじめての人でも PREP 法をすぐに使えるように書き方のコツを伝授していますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
PREP 法ってどんなものなの?
PREP 法は文章を書くときに使うテンプレ、つまり「型」のひとつです。
PREP 法は何かを説明するのにとても便利に使える「型」になります。この「PREP」とは PREP 法をつくっている要素の頭文字をくっつけたもので、以下のような意味があります。
- 「P」は「Point」 ・・・結論や主張など。その文章でもっとも伝えたいこと
- 「R」は「Reason」・・・「P」の理由や根拠の説明
- 「E」は「Example」・・・「R」を裏付ける具体例やデータ、補足説明
- 「P」は「Point」・・・最初の「P」と同じ結論。最後にダメ押しの意味で繰り返す
これが PREP 法の基本の構造です。まずは何も考えずこの形をそのまま覚えてしまいましょう。
PREP 法をつかうメリットって?
PREP法をつかう最大のメリットは誰でも簡単にわかりやすくて説得力のある文章が書けるという点です。
というのもPREP 法は読んだひとが論理的に納得しやすい構造になっているからです。
PREP法ではまず最初に結論を伝えてから、なぜそうなるのかの説明をします。ネットで調べものをしている人はすぐに結論を知りたいと思っています。
そして「知る」欲求が満たされると人間は次になぜそうなるのか理由や根拠を知りたくなる性質があります。
さらに具体例をもってきて根拠の裏付けをするので読者は納得感が強くなります。
最後にダメ押しでもう一回結論を繰り返して、読者が知りたいことの再確認ができるようにします。
このようにPREP法をつかうと論理的でわかりやすい文章が誰でも書けるような構造になっています。型にあてはめるだけなので簡単なのも PREP法の大きなメリットです。
シチュエーションごとの具体例
では具体的な使用方法をいくつかみてみましょう。
お小遣いを上げてほしいときに
【P】お小遣いを 1000 円アップしてくれたら成績があがると思う
【R】なぜならぼくのやる気が出て勉強をがんばれるから
【E】去年もお小遣いがアップしたあとのテストでいい点とったでしょ
【P】だからお小遣いを 1000 円アップして
商品を買ってほしいとき
【P】この靴を履くと走るのが速くなりますよ
【R】なぜならこの靴底に高反発の素材が使われているからです
【E】100 名の被験者で 50 メートル走で 平均0.5 秒早くなったというデータがあります
【P】速く走りたいのなら是非この靴を買ってください
こんな感じでいろいろな場面で PREP 法をつかうことができます。
「P」「R」「E」「P」の型にあてはめるだけなので簡単ですね。
実際にPREP法を使ってみましょう
ではPREP法を以下のリストのとおりに実際に文章を作ってみましょう。
- 「結論」=「読者のいちばん知りたいこと」を書く
- なぜそうなるのか、「理由」を説明する
- 読者が納得できる「根拠」「具体例」を書く
- 最後にダメ押しの「結論」でまとめる
1.結論=読者のいちばん知りたいことを書く
結論は筆者がいちばん伝えたいことなのですが、ほとんどの場合それは読者がいちばん知りたいこととイコールになるはずです。
PREP法ではその記事を読んだひとが、いちばん知りたいことをイキナリ最初に書きます。
なぜなら、読者はせっかちだから。早く結果を知りたくてしかないのです。ここは変に説明せずシンプルに結論を書けば大丈夫です。
2.なぜそうなるのか、「理由」を説明する
次に結論の根拠となる理由を書いていきます。
なぜなら人は「知る」欲求が満たされると、その理由を知りたくなる性質があるからです。
書き方としては
「なぜなら〜だからです」
「というのも〜だからです」
という感じで書けばオッケーです。
3.読者が納得できる「根拠」「具体例」を書く
次に理由を補足する詳しい根拠や具体例を書いていきます。というのも読者は理由を言われて頭では理解するのですが、納得するところまではまだいっていないことが多いからです。
なので読者の過去の経験に近いような具体例を示したり、信頼できるデータを提示することで読者から「納得感」を引き出すイメージです。
4.最後にダメ押しの「結論」でまとめる
そして最後にもう一度ダメ押しの結論を書いてまとめます。
この段階で読者はすでに納得しているので、ふたたび結論をもってくることで強く印象づけることができます。
記事が長いと読者の中で結論が曖昧になっていることもあるので、結論を再度確認する意味もあります。
どうでしょう?PREP法で文章が書けたましたか?PREP法は慣れるまで少し練習が必要です。自分で簡単な文章を書いてみたり、PREP法で書かれた文章を探して参考にしてみるとよいでしょう。
現役Webライターが教えるPREP法のコツ
ここまでPREP法について解説してきましたが正直言ってわかりにくいところもあったかもしれません。
僕も初心者のころにPREP法の構造は理解しているのに上手に書けないことがありました。
ここではPREP法のちょっとしたコツというかツボを教えちゃいます。
- exampleは「具体例」でなくてもいい
- 結論は2回書かなくてもいい
- 最初に具体例をもってくるとこなれた感じが出る
exampleは具体例でなくてもいい
これは僕自身いちばん引っかかったところでした。
テーマによっては具体例が浮かばなかったり、無理に具体例を入れると不自然になってしまうことがあります。
そういうときはがんばって具体例を入れなくてもいいです。理由のところで説明したものを、わかりやすい言い方で補足するだけでも大丈夫。要は読者の納得感を引き出せればよいのです。
結論は2回書かなくてもいい
短い文だと結論を2回書くとくどくなってしまうことがあります。
そういうときは無理に結論を2回書かずに省いても大丈夫です。
どうせ本当に大切なことは記事の最後のまとめでもう一度出てくるはずです。なのでくどいな、と思ったら省いてもいいです。
具体例を最初にもってくるとこなれた感じが出る
PREP法は結論を最初に!
と散々書いててきましたが、実は具体例を最初に持ってくることもあります。
これは客観から入るほうが読者が受けいれやすいからです。PREP法のデメリットとして主張が強くきつい印象を与えてしまう場合があります。
結論=主観に対して具体例、つまり客観的な事実から入ることで読んだ印象を変えることができます。
表現を変えることで記事全体にこなれた感じも出ます。基本ができたら挑戦してみてください。
まとめ
最後にまとめてみましょう。
- PREP 法はわかりやすい説明をするための「型」
- 「P」の「結論」はその文章でもっとも伝えたいこと(読者が一番知りたいこと)
- 「R」の「理由」で「結論」の根拠をしめす
- 「E」の「具体例」で「理由」の裏付けをして納得させる
- 「P」の「結論(2 回目)」 でダメ押し
PREP 法をつかえば誰でも簡単にわかりやすくて論理的な文章が書けます。
なぜなら PREP 法はひとが知りたい欲求を満たして納得しやすい構造になっているからです。 型にあてはめるだけで簡単なのもいいですね。Web ライターをやるなら覚えておいて損はないですよ。
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